淡路土という土を使った左官壁です。
素材感がある土壁は光のあたり具合によって様々な表情を見せます。
照明も均一に明るくなるように照らすのではなく、明るい部分、陰のある部分を作ってあげると、より壁が引き立ちます。
ダウンライトも廊下の中央ではなく、意図的に位置をずらして配置しています。
曲面などの施工が得意なのも左官壁の特徴。
夕暮れ時、漆喰に反射する青白い光と室内の光のコントラストがきれいです。
猛暑で秋に施工することになった植栽が加わると、一層きれいでしょう。
素材感もあり温かみもある左官の壁。
壁面素材としてシェアの多いクロスと比べ、施工費は高いですが、クロスは15〜20年後には張替える時期が来ます。
しかし、この左官壁たちは、おそらく我々が生きている間はず~とこのままの姿で居続けてくれるでしょう。
長い目で見ると、左官壁はとってもエコな仕上げなのです。
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