
地盤補強の工事。地面つけた青い印のピンの部分に改良杭をつくっていきます。地下の硬い地盤層に到達するように、目的の深さまで掘削していきます。 地盤調査結果の通り硬い地盤の支持層があるか試しに数ヶ所掘削してみますが、目的の深さよりかなり浅い位置で、重機が浮き上がってしまうほどの抵抗を受けます。しばらくすると、メシメシッと音を立てながら、浮き上がった重機がゆっくり下がっていきます。 職人さんと、どうして掘削できない?と悩みます。工事現場にはもともとお末社が建っており、そこに大木あったことに思い当たりました。大木から結構離れた個所での試し掘りでしたが、根っこは広範囲に縦横無尽に伸びているようです。 もちろん、目的の深さまで掘削してもらう必要があるので、重機でじわじわと荷重を掛けながら根っこを切断し、大きい根っこはユンボで掘り出してもらい、すべて杭が支持層まで到達するように施工してもらいました。想定よりもかなり時間がかかる職人さん泣かせの作業となりました。