
新出来の家は、1階は鉄筋コンクリート造で2・3階は木造です。
1階のコンクリート躯体の上に柱を建てるための柱脚金物を設置しました。
SE構法 用の黒く四角い金物で、2連繋がった金物は幅広の柱がとりつきます。一番奥は3連つながっています。
金物の取付には、コンクリート打設時にM20という通常よりかなり太いアンカーボルトを打ち込みます。
太いため、あとで曲げて調整するのは不可能です。
柱の位置は決まっているので、アンカーの設置は柱の中心から30ミリ以内に納めなければならず、かなりの精度を要求されます。
全部で45本のM20のアンカーボルトを打ち込みましたが、1本だけNGとなりました。
構造設計者に確認し、幸い構造負荷の少ない柱だったため、構造担当者の指示であと施工アンカーで金物を設置しました。